フリーページ : にんじんの話 〜 ちびまる子ちゃんはなぜ、にんじんいらない♬のか?

Instagram-image 食の仕事とかかわり、厨房に入って以来、
既に30年近い年月を経ていますが、私、が数多の食材の中でも、最も頻繁に付き合ってきたのが「にんじん」です。実の母親が栄養士だったことから始まり、結局、会社勤めをしていた時期もしかり、栄養士(管理栄養士)という職業の方と長く、生活や仕事の中で関わってきました。で、この栄養士(管理栄養士)という職業の方々が仕事上、最も好きな食材、それが「にんじん」です。管理栄養士の最たる活躍の場である、学校給食、福祉施設、社食、といった「集団給食」の世界では、この「にんじん」という食材はなくてはならないものです。特に、全ての人が例外なく通るであろう「学校給食」のメニューにおいては、食膳の中に使われない日はほとんどないというくらいの頻度でこのにんじんは登場します。学校給食という食の世界は、いわば「食育」、美や食文化的な観点より、当然のことながら「栄養」(と「衛生」)に最重点が置かれています。皆さんも記憶に懐かしいことと思いますが、和洋メニューにかかわらず牛乳が付いていたり、野菜だらけのスープだったりするのは、これしかり、まさに管理栄養士という職業のなせる業なのです。栄養学的には、緑黄色野菜として、緑<葉緑素、クロロフィル>とならんで、黄橙<カロチン>は重要な位置を占めています。この黄橙<カロチン>を担う唯一無二の野菜、それがにんじんなのです。ちびまる子ちゃんが「にーんじんいらなーい♬」というのも、決してわけのわからない歌詞ではないのです。まあ、今は世間一般の外食sceneに身を置く私としては、栄養素を食って生きているわけではなかろうに、、、とは言いたくもなりますが、昭和の昔より現時代に、子供の体格と健康がここまで向上してきたのには学校給食の力によるところは大きく、結局、なんだかんだで、やっぱり、にんじんいらなーいじゃない!食べろ!ということになりますかね。
 と、いうわけで、ななかまキッチンでも、にんじんを容赦なく⁉、というより、色合いとして都合の良いにんじんを度々料理の中に入れています、副菜とか主菜の付け合せとか、、、開店以来、にんじんを残した、よけた、というお客様は幸いなことにいらっしゃらないようですね、、、にんじんに代わる野菜としては、栄養的には「かぼちゃ」がありますが、使い勝手と効率手間の都合から、巷の飲食業ではかぼちゃ、特に生のかぼちゃは敬遠されがちです。ななかまキッチンでは、かぼちゃも度々使っています、もちろん、冷凍でない、生の丸かぼちゃですよ。はっきりいってめんどくさいですけどね。